マインドフルネスに学ぶ、脳を疲れさせない方法とは?

十分な睡眠時間をとっているのに、寝起きが悪く、朝からだるい。

何をするのもおっくうに感じ、やる気や意欲が出ない。

そんなに疲れる仕事をしているわけではないのに、疲れやすい。

こういった症状は、体が疲れているとか体力の衰えなどの問題ではなくて、「脳が疲れている」ための症状だと考えられます。

それでは、脳が疲れてしまう、つまり「脳疲労」の原因はいったい何なのでしょうか?

今回は、今はやりのマインドフルネスを利用して、脳を疲れさせないための方法について検討してみたいと思います。

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脳疲労はうつ病の原因にもなる?!

仕事で忙しい時に、どうでもいいようなことを頼まれたり、他の部署や他の人から何か仕事を頼まれたりすると、面倒だなと思ってイライラしてしまった経験はないでしょうか・・?(僕は、かなりよくありました・・笑)

脳は怠けようとする性質ももっていますので、面倒だなと感じるのは別に不思議なことではありません。

ただ、頭ではささいなことと分かっていても、ちょっとしたことで「面倒だ」「おっくうだ」と感じ、イライラしたり憂うつな気持ちになってしまう状態は、やはり脳がかなり疲れている証拠です。

しかも、イライラしたり怒ったりすると余計に脳がエネルギーを消費してしまいますから、その後ますます意欲が低下したり、イライラしやすくなるという悪循環に陥ります。。。(恐ろしい・・)

うつ病やその他のメンタル疾患、メンタルの不調でみられるうつ状態も、ひとことで言えば、脳が疲れている、「脳疲労」の状態です。

脳疲労はうつ病を発症させる原因になりうるといっても過言ではありませんし、うつ病や抑うつを悪化させる原因になることは間違いありません。

うつ病や憂うつな気持ちになって意欲が低下している時、やる気ができない時には、休息(休養)が何よりも大事です。

ただ、その休息と言っても、単に仕事や家事などをしないこと、体を休めるだけでは、十分とはいいがたいです。

なぜなら、体よりも、むしろ脳を休める必要があるからです。

脳疲労の本当の原因とは?

脳疲労、つまり脳が疲れてしまう原因は、表面的にみれば、「頑張りすぎ」や「考えすぎ」にあります。

でも、何もしていないつもりでも、特に何も深く考えていないつもりでも、疲れがとれない時があると思います。

例えば、一日中家で何もせずに、無為にだらだらと過ごしたとしましょう。(ええ)

あなたもそんな日がたまにはあるかと思いますが、次の日の朝、昨日あんなに休んだのに、何だか体がだるいし、やる気も出ないと感じたことはないでしょうか。

そうです!

僕らは何もしていない、特に何も考えていないつもりでも、脳というのは常に働いていて、そのために脳がどんどん疲れてしまっているということがあるのです。

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脳は僕らが気づいていない時でも、いろいろ考えていたり、働いていたりします。

意識に上がってこない領域、つまり潜在意識レベルでいろいろと働いているのです。

そういった特に何にも取り組んでいない時でもデフォルトの状態で働いている脳の機能のことは、欧米でも研究、報告されていて、デフォルトモードネットワーク(default mode network)、略してDMNと呼ばれています。

このDMNが働いているからこそ、何もしていなくても脳はどんどんエネルギーを消費していくのです。

もちろん、このDMNも人間が生きていくために必要だからあるのですが、その働きが過剰になれば、とても疲れやすい脳になってしまうわけです・・(汗)

これは恐らくですが、僕のように思考中毒になりやすい人間は、そうでない人に比べて、このDMNも過剰になっていると推測されます。

だからこそ、特に何も疲れるようなことをしていなくても疲れがとれず、脳が疲れやすいのです。

逆に、めちゃくちゃアクティブに活動しているのに、疲れにくい体質の人は、DMNがしっかりと抑えられているのだと推測されます。

ちなみに、脳が潜在意識レベルで常にいろいろなことを考えているということは、僕らがいつも寝ている時に見ている「夢」を例に考えてみると分かりやすいです。

夢は、寝ている間に見るものですから、当然意識は働いていない状態です。

にもかかわらず、脳がいろいろな事を思い出したり、しかも、ただ単純に記憶を思い出すだけでなく、勝手にありもしないことを妄想して、現実にはあり得ないような出来事を作り上げたりもするわけです。(笑)

夢だけでなく、朝の寝起きや、夜うとうとしている時でも、寝ぼけながらも、脳はいろいろなことを考えているなと感じることが、僕は良くあります。

眠くて意識はもうろうとしているにもかかわらず、自分の意思とは関係なく、脳は勝手にいろいろなことを考えてしまっているのです。

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マインドフルネスはDMNを抑制する!

最近の脳科学の研究では、マインドフルネスや瞑想を行うと、DMNの機能が抑制されうるということが、分かってきています。

機能的にもそうですし、構造的にも変化がみられることがあるようです。

脳の中でも「偏桃体」と呼ばれる部分は、僕らの情動(感情)や本能にかかわっている部分で、偏桃体が活発になりすぎると、感情的になってしまったり、衝動的になってしまいます。

実際、瞑想やマインドフルネスを継続的に行っていると、この偏桃体の活動が抑えられ、体積もわずかですが減少する傾向がみられているそうです。

脳には可塑性(変化することが可能な性質)があり、高齢になっても、いくつになっても脳はトレーニング次第で鍛えることができると言われています。

僕はこの考え方が好きです。

なぜなら、性格や脳の機能というのは生まれ持った部分も大きいですが、それだけで決まるものではなく、いくらでも変わっていくことができるという希望が持てるからです。

今どんなに体調が悪くて、時に死にたいと思うほどつらさを感じていたとしても、努力次第では、人は変わっていくことができるということです。

もちろん、つらい時にあまり頑張ろうと思うと、余計に疲れてしまうことがありますので、そこは無理し過ぎずに、気楽に少しずつ取り組んでいけば良いと思います。(^^;)

ちなみに、努力でも、「自分を苦しめてしまう努力」と、「自分を楽にしていく努力」があると、僕は考えています。

自分を苦しめてしまう努力は、例えば、夜中まで仕事を続けてしまうなど、頑張りすぎたり、自分に無理をさせてしまうような努力です。

一方、自分を楽にしていく努力とは、自分の感覚や心の声にしっかりと気づき、自分に無理をさせずに、休むべき時はしっかりと休んだり、運動や食事など、自分の心身の健康に気を遣ってあげるということです。

もちろん、マインドフルネスや瞑想を習慣として継続していくことも、その一部に含まれます。

こんな風に、努力の仕方にもいろいろとあって、僕はこのことを「努力の方向性」と呼んでいます。

努力の方向性を間違わないようにすることが、大切なのではないかと思うのです。

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